台湾の南部で起きた地震で、発生から1週間がたった13日、地元の当局は行方が分からなくなっていた人たちの捜索が終わったと発表し、今回の地震による犠牲者は合わせて116人となりました。 台南市のマンションの倒壊現場では、大型の建設用機械を使った建物の解体とともに捜索が進み、13日午後、台南市の頼徳清市長は現場で、行方が分からなくなっていた人たちの捜索が終わったと発表しました。 それによりますと、マンションの倒壊現場で亡くなったのは114人で、台南市内のほかの場所と合わせた今回の地震による犠牲者は116人に上りました。 台南市のマンションの倒壊現場では、救助隊員や軍の兵士らが24時間態勢で行方不明者の捜索に当たりましたが、崩れたがれきなどによって救助活動は難航していました。 一方、台南市の曽旭正副市長はNHKの取材に対し、倒壊した建物の耐震性が不足していたとされる問題に関連し、専門家の鑑定が必要