東アジア原産のオオスズメバチが、まだ数は少ないものの米ワシントン州北西部に定着した。研究者らは、その巣を全て発見して駆除するため、懸命な作業を行っている。この写真は日本で撮影された。(PHOTOGRAPH BY NOBUO MATSUMURA, ALAMY) 米国内で初めて、使用中のオオスズメバチの巣が発見された。オオスズメバチは米国にとって侵略的外来種(在来生態系に大きな影響を及ぼし得る外来生物)であり、ちまたでは「殺人スズメバチ」と呼ばれて恐れられている。 巣は10月22日、西海岸のワシントン州の町ブレインで見つかった。木の空洞の中に作られており、24日にワシントン州農業局(WSDA)の昆虫学者らによって駆除された。 今回の発見は、この世界最大のスズメバチが米国に定着するのを防ぐうえで、重要な節目になると科学者らは言う。 「(巣が)見つかったと発表できるのを大変うれしく思います」とWS