「わたしはにんげんです。ろぼっとではありません」。千葉地裁の法廷で昨年10月、原告席のガーナ人男性(33)が切り出した。全てひらがなで書かれた陳述書を、片言の日本語でゆっくり読み上げる。
「わたしはにんげんです。ろぼっとではありません」。千葉地裁の法廷で昨年10月、原告席のガーナ人男性(33)が切り出した。全てひらがなで書かれた陳述書を、片言の日本語でゆっくり読み上げる。
なぜ、社会に不可欠な「エッセンシャルワーカー」は低賃金で働かされているのか。その実態を筑波大学人文社会系教授の田中洋子氏が解き明かす。 後編は正規/非正規雇用の区別がないドイツのマクドナルドを分析。そこではパートも含め全ての従業員が「正社員」待遇だ。 働く時間数が違っても、労働条件・待遇は同じ。正規/非正規で給与などの待遇差が大きい日本企業とは対照的だ。『エッセンシャルワーカー 社会に不可欠な仕事なのに、なぜ安く使われるのか』(旬報社)から一部抜粋する。 >>前編:なぜエッセンシャルワーカーの給料は安く、“ブルシットジョブ”は高いのか? 日本の飲食店では、低い時給で働くアルバイト・パート中心に店を動かすことが常識になっているが、それは世界的にみると決して当たり前のことではない。 非正規雇用を使って人件費を下げないと、店も企業も利益が出せない、と日本では考えられ、その中でいかに非正規のやる気
松本人志(敬称略)の件が大騒ぎになっているのだけど、いまいち何が問題なのかが見えてこない。 後輩芸人が松本に女性を「献上」しているという報道があるけれど、直接的にレイプされたというわけではないようである。また、一般の女性であれば松本が権力の勾配を利用して性行為に及んだとは言えない。伊藤詩織さんのように酒を飲ませられたという報道も今のところない。有名芸人である自身の立場を利用し、女性を「ひっかけていた」ということであれば、「キモイ行動」であるし、社会通念的には批判されてしかるべきであるが、だからと言って罪と断定できるようなことではない。自身の地位を利用する形で性行為に及ぶ人はいくらでもいる。 また、能力や地位のある男性へ魅力を感じるのが女性の一般的な態度であるため、そのような意味では勾配を求めているのは女性の側であったりする。女性が勾配を求め、地位のある男性がその勾配を利用する。そうした構造
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