「まずは普通に食べてみてください。そしてその次、僕のお勧めの食べ方はすりおろす。カキ氷をつくれるおもちゃ『おかしなカキ氷』(タカラトミーアーツ発売)でも、おろし金を使ってもらってもOKです。それを少し置いて少し溶けた状態にすると、コーンポタージュの冷製スープみたくなるんです。かなりうまいです」 こう語るのはガリガリ君「コーンポタージュ」を開発した、赤城乳業株式会社の開発本部開発部応用研究チームの岡本秀幸氏だ。企画から原料の選定、最終的な味づくりまで、まさに開発全般を行うが、ガリガリ君の新商品開発担当は実は彼ひとり。入社4年目、弱冠26歳の若手社員である。 「試作の段階で味や触感などを知るために何度も食べたのですが、食べれば食べるほど病みつきになりました。僕のお勧めは3本目。1本目はチャレンジ。最初は『え!』と思う人もいるでしょうから。2本目は確認。もう一度味を確認してください。そして3本目