独特な甲高い声とぬくもりのある九州弁でお茶の間の人気者だったジャパネットたかた前社長の高田明氏(67)。成功譚(たん)にしがみつかず、あっさりと会社を長男の高田旭人氏に譲り渡した引退劇は、世間にすがすがしい印象すら与えた。現在は通販でつかんだ「伝える力」を生かそうと、地方から日本を元気にしていくことを人生の新たな目標に掲げる。テレビ通販の顔だった、90秒にかけた男、高田明氏の連載をスタートします。 朝から晩までテレビの前に立ち続けて、瞬間、瞬間を全力で生き続けてきたビジネス人生でした。立ち続けてきた人生の中に学ぶものが多かった。私が得たものを挙げるとすれば、シンプルにそこなのです。長崎県の佐世保に小さなカメラ店をつくって、通販の世界に入ってジャパネットたかたを発展させたという30年間は何も特別なことではありません。今やらねばならないこと、必要なことを必死でやって、その結果として曲がりなりに
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