<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2007年07月26日 (木)視点・論点 教師を悩ませる「困った親たち」 明治大学文学部教授 諸富祥彦 ここ数ヶ月、テレビや新聞で学校の先生方を悩ませる「困った親」の問題がとりたざされています。学校へのイチャモンとか、モンスターペアレント、などといったいさましい言葉もしばしば使われるようになってきました。私は『悩める教師を支える会』の代表として先生方のカウンセリングをしてまいりました。そこでの経験で申し上げますと、ここ10年のあいだに保護者による教師攻撃はどんどん勢いを増すばかりです。 まず、どのような『困った親たち』が実際にいるのか、お話をさせていただきたいと思います。私は、先生方のカウンセリングをしていますので、先生方の目から『困った親』の問題を見ることになります。すると、『困った親たち』も次の二つに分けられます。 まずは、教師にと