牛乳とドーナツ 冷蔵庫で冷やされパキパキに固まった砂糖が鱗みたいにまとわりついているドーナツを取り出すと、マグカップに牛乳を注ぎ、少し時間を置く。 読みかけた本のことか、はたまた別のことか、何かを考えながら惰性でドーナツを食べてしまい、それを牛乳で流し込むのを忘れた…
妻が浮気した。 学生時代から交際して10年。結婚してから3年。 趣味も共通してるし、俺も妻もマイペースでのんびり屋だし、 友達みたいなカップルと良く言われた。 しかしここ数ヶ月、急によそよそしくなった。携帯にロックをかけるようになった。 こそこそとメールをしている。休みの日や平日に出かけることが多くなった。 そして、セックスになかなか応じなくなった。 そんな浮気の兆候として、いくつか思い当たるふしがあったから、 思い切って妻が風呂に入っているときに、携帯の履歴を見てみた。 何度か思いつく番号を入れてみたら、ロックは開いた。 メールを見て唖然とした。 半年前から、妻は肉体関係を伴う浮気をしていた。 しかも相手は妻子のある既婚男性だ。 そして、明日にもまた会う約束をしていた。 身体が震えた。正直、信じられなかった。 後先考えずに、妻に問いただした。 「正直に答えてくれ。浮気してるだろ」 「して
山形浩生さんが少し前にノーベル賞について、「ノーベル賞受賞者数を政策目標に使うような発想は、ぼくはゆがんでいると思う」と書いている。 「それは自分では評価できませんという無能ぶりを告白しているに等しい。だからぼくは日本に必要なのは、ノーベル賞受賞者そのものより、研究や業績を王立科学アカデミー並みの見識と主張をもって評価できる人や組織の育成じゃないかと思うのだ。日本でも、何かノーベル賞に比肩するような世界的な賞を作ってみてはどうだろうか?(…) もちろん・・・おそらく無理だろう。日本ではそんな賞はすべて地位と経歴と学閥内の力関係で決まり、下馬評は事前にだだ漏れとなり、受賞目当てのロビイングが横行し、結果としてだれも見向きもしないつまらない賞になりはてるだろう。それが日本の問題なのだ。」(「論点」、毎日新聞、10月31日) 山形さんの言うとおりだと私も思う。 私たちの社会のたいへん深刻な問題の
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