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ブックマーク / www.jamh.gr.jp (1)

  • 資料室「心と社会」 -日本精神衛生会-

    最近、「全般性不安障害」「社会不安障害」など、わが国での伝統的精神医学では使われなかった「病名」がしきりに耳にされるようになった。どうもこれらの用語は日語として生硬だし、不安神経症とか、対人恐怖症などの古い呼称の方がずっとこなれているような気もする。しかしもちろん、これらの名称は米国の操作的診断基DSM-IVや国際疾病分類ICD-10に記載された公式用語であり、わが国の精神医学が国際標準化したことの反映に違いなく、けっして流行に乗った言い回しというものではない。 問題はこれらの呼称の扱われ方である。これは「精神分裂症」が「統合失調症」に変更されたのと違って、「単に呼称を変えた」というだけのことではないようだ。「今までまともに病気扱いされてこなかったけど、当はこれって深刻な病気なんですよ」といったニュアンスで、まるで新たな脳の病気が発見されたかのごとき言い方で語られる場面が目立つ。そして

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