澄んだ青空が広がった裁判所前に“デニーコール”が湧き起こった。30日の代執行訴訟の開廷前、硬い表情で到着した玉城デニー知事を市民約300人(主催者発表)が出迎え。「知事頑張れ」「県民がついている」と激励して背中を押し、玉城知事を法廷に送り出した。
今回の全県調査の土壌調査について、今後の調査の展開のためにまずコメントしておきたい。調査が科学的な調査足りうるには「再現性」が必要である。再現性とは、他の人が同じ方法で再現できるような調査をし、その手法を示すことである。 県が実施した実態調査の土壌調査では示されている場所は市町村のみで、採取場所が示されていないため、再現性が担保されていない。調査では、地点の選定理由を示し、選定の妥当性を示すことも必要だが、地点を特定していないので、必然的にそれもない。 また、場所の選定過程も不明であり、県と市町村の「調整」が入るのも、不透明さに拍車がかかっている。「風評被害の恐れ」ということで情報を出さないことが、どのような結果を生むのか、続報の、相対的に高い値で検出された久米島の報道(「久米島PFAS役場敷地 県調査で検出 町発表『水源は安心』2024年4月3日)でわかる。非公開による憶測が、実質的な経
今回の全県調査の土壌調査について、今後の調査の展開のためにまずコメントしておきたい。調査が科学的な調査足りうるには「再現性」が必要である。再現性とは、他の人が同じ方法で再現できるような調査をし、その手法を示すことである。 県が実施した実態調査の土壌調査では示されている場所は市町村のみで、採取場所が示されていないため、再現性が担保されていない。調査では、地点の選定理由を示し、選定の妥当性を示すことも必要だが、地点を特定していないので、必然的にそれもない。 また、場所の選定過程も不明であり、県と市町村の「調整」が入るのも、不透明さに拍車がかかっている。「風評被害の恐れ」ということで情報を出さないことが、どのような結果を生むのか、続報の、相対的に高い値で検出された久米島の報道(「久米島PFAS役場敷地 県調査で検出 町発表『水源は安心』2024年4月3日)でわかる。非公開による憶測が、実質的な経
今回の全県調査の土壌調査について、今後の調査の展開のためにまずコメントしておきたい。調査が科学的な調査足りうるには「再現性」が必要である。再現性とは、他の人が同じ方法で再現できるような調査をし、その手法を示すことである。 県が実施した実態調査の土壌調査では示されている場所は市町村のみで、採取場所が示されていないため、再現性が担保されていない。調査では、地点の選定理由を示し、選定の妥当性を示すことも必要だが、地点を特定していないので、必然的にそれもない。 また、場所の選定過程も不明であり、県と市町村の「調整」が入るのも、不透明さに拍車がかかっている。「風評被害の恐れ」ということで情報を出さないことが、どのような結果を生むのか、続報の、相対的に高い値で検出された久米島の報道(「久米島PFAS役場敷地 県調査で検出 町発表『水源は安心』2024年4月3日)でわかる。非公開による憶測が、実質的な経
インターネット事業者がヘイトスピーチを削除する際に参照できる初めての指針「オンラインヘイトスピーチガイドライン」を研究グループが策定し、20日公表した。社会に及ぼす害悪に応じて4段階に分類。具体的な文言も掲載し、判断を助ける。今後、事業者や行政に活用を働きかけていく。(編集委員・阿部岳) これまで同様の指針はなく、研究者や弁護士でつくる「ネットと人権法研究会」が策定した。国際人権法や国内法、交流サイト(SNS)の利用規約などを根拠に、主に人種差別に関連する削除対象を選んだ。 虐殺の扇動は最も深刻な「最優先で削除」に分類した。その次の段階の「迅速に削除」には「出て行け」といった排斥を含めた。さらに「積極的に...
【東京】産経新聞がウェブサイトに掲載した記事で名誉を傷つけられたとして、元宮古島市議の石嶺香織さん(42)が同社に220万円の損害賠償と記事削除を求めた訴訟の控訴審判決が31日、東京高裁(増田稔裁判長)であった。
第11管区海上保安本部は4日、石垣島と西表島の間の沖合で1月下旬に座礁したパナマ船籍の貨物船が中央部から真っ二つに破断したと発表した。台風6号の強風やうねりのためとみている。 石垣海上保安部の巡視船が4日朝に台風の被害状況の確認で航行していたところ、座礁船が破断しているのを見つけた。
各知事の経歴は、総務省などの官僚や国会議員が目立ち、市長や都道府県職員だった人もいる。政治・行政の経験豊かなプロが都道府県のかじ取り役を担っていると言っていいだろう。今回のアンケートでは沖縄県を除く46都道府県の知事が調査対象となり、うち21人が沖縄の基地負担について「軽減すべき」と答えた。だが、大きな負担と考えられる辺野古移設計画について43人が適否の態度を示さなかったのを見ると、NHKの人気朝ドラマ「虎に翼」の寅子のように「はて?」とつぶやきたくなる。 その疑問は、自らの自治体に米軍基地を「受け入れる意思がある」と答えた知事がゼロだったことから氷解する。つまり、多くの知事たちは沖縄の過大な基地負担に同情はするけれど、代わりに基地を受け入れるのは御免だというのだ。例えて言えば、ごみミ処理場は必要だし、近隣に住む人はお気の毒だけど、うちの近所への移設は反対するということだろう。 沖縄で何度
各知事の経歴は、総務省などの官僚や国会議員が目立ち、市長や都道府県職員だった人もいる。政治・行政の経験豊かなプロが都道府県のかじ取り役を担っていると言っていいだろう。今回のアンケートでは沖縄県を除く46都道府県の知事が調査対象となり、うち21人が沖縄の基地負担について「軽減すべき」と答えた。だが、大きな負担と考えられる辺野古移設計画について43人が適否の態度を示さなかったのを見ると、NHKの人気朝ドラマ「虎に翼」の寅子のように「はて?」とつぶやきたくなる。 その疑問は、自らの自治体に米軍基地を「受け入れる意思がある」と答えた知事がゼロだったことから氷解する。つまり、多くの知事たちは沖縄の過大な基地負担に同情はするけれど、代わりに基地を受け入れるのは御免だというのだ。例えて言えば、ごみミ処理場は必要だし、近隣に住む人はお気の毒だけど、うちの近所への移設は反対するということだろう。 沖縄で何度
驚きを禁じ得ない暴言だ。 米軍北部訓練場のヘリパッド建設現場に通じるゲート付近で、フェンスを挟んで工事に抗議していた市民らに、大阪府警の機動隊員が「土人」などと暴言を吐いた。 沖縄県民への差別意識が露骨に出た言葉である。県民を愚(ぐ)弄(ろう)するもので、許せない。
「言葉を定義するのは辞書ではない。僕らの行動だ。特権にあぐらをかいている彼らと僕らの行動は違う。だから言葉も違うんだ」 インターネット掲示板「2ちゃんねる」開設者ひろゆき(西村博之)氏の投稿を巡る経緯について、黒人とラテン系の在沖米兵らに意見を聞くと、彼らは日本と沖縄の関係を瞬時に理解し、まるで自分ごとのように声に怒りを交えながら話し始めた。 ひろゆき氏が、新基地建設に抗議して座り込む市民が不在の時に名護市辺野古の現場を訪れ、抗議日数を示す掲示板を笑顔で指さした写真を「0日にした方がよくない?」とツイートし、波紋を広げた。 同氏は辺野古まで足を運んだのに、ツイッター上の議論では「座り込み」の定義に終始し、行為の本質には触れなかったようだ。 「多数派は問題の本質を議論したくないから、そうやって入り口で目をふさごうとする。米国も沖縄も同じだ」と非難する米南部出身兵は、公共施設の使用が白人と黒人
ひろゆき(西村博之)氏が「0日に」とやゆして有名になったゲート前の掲示板は名護市辺野古の住民、金城武政さん(65)が作った物だ。母を米兵に殺害された。生活のため、新基地建設事業の警備員になった時期もある。本土の基地押し付けに人生を翻(ほん)弄(ろう)され、それでも現場で反対の声を上げ続ける金城さん自身、そして多くの人々の思いが、掲示板には込められている。(編集委員・阿部岳) インターネット掲示板「2ちゃんねる」開設者のひろゆき氏は3日、米軍キャンプ・シュワブゲート前を訪れた。2014年7月の座り込み抗議開始から「3011日」を刻んだ掲示板の横で写真を撮り、「0日にした方がよくない?」とSNSに投稿した。 「普通はそんな心情にならないと思うんだけど」と、金城さんは不思議そうだ。「この日数は、基地押し付けと抵抗がこれだけ続いていることを示している。本土の人が見れば、放置してきた恥ずかしさが出て
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