1990年代ロックのひとつの方向性を決定づけることになったアルバムが、1993年9月21日にリリースされた。そのアルバムとはニルヴァーナの『In Utero』。スティーヴ・アルビニをプロデュースに迎え、ミネソタ州のスタジオでレコーディングされたこのアルバムは、リリースの翌週にイギリスのチャートでいきなり首位をマーク。その結果、ミート・ローフの『Bat Out Of Hell II』は、それまで守り続けていた首位の座を明け渡すことになった。 『In Utero』はアメリカでも同じような経過をたどり、リリースから1週間で18万枚を売り上げた。そして米アルバム・チャートでガース・ブルックスの『In Pieces』に取って代わり首位を獲得。アメリカではクワドループル・プラチナ・アルバム(400万枚)に認定されている。 <関連記事> ・ニルヴァーナのベスト・ソングス20曲:グランジを代表した世代の代