君島まだ信じてないですね、夢オチかもしれない(笑)。賞レースで勝ったことが一度もない人生なので、本当に実感がなくて。でも、アルバムを一人で作り上げるっていうところを評価していただいたのは嬉しく思ってます。 ―後藤さんは早くから君島さんと交流してましたよね。 後藤作品はもちろん聴いていましたし、アジカンのツアーにも出ていただいて(「Tour 2020 酔杯2 ~The Song of Apple~」)、アルバムをずっと楽しみに待ってました。ただ、EPをずっと出し続けながら活動するのも、今の時代だったら選択肢として全然あるし、アルバムって音楽的な時間や情熱、予算面でもカロリーが高い。君島くんの制作スタイルだと、もしかするとアルバムは出さないのかなと思っていたら、ようやくファースト(『映帶する煙』)が出て、同じ年にセカンド(『no public sounds』)も出てすごいなと。 ―君島さんは2