『サークル・ゲーム』Tom Rush／The Circle Game （1968年作） しばらく更新できなかった。書くことが無かったわけではないのだが、現実の生活で大きな決断を迫られていて、精神的な余裕が全く無かったのだ。それ故、PCの電源を入れることさえ怠っていた。この2週間程、ボクの生活は、鉛色した冬の空のようなアトモスフィアにすっぽりと包まれ、進むべき未来が希望なのか絶望なのか分からないまま、深い霧の中を目隠しをして歩いているような、そんな気分の日々だった。そして、その状態は今もなお続いている。 最近、同じ夢をよく見る。大学生のボクが新宿駅から電車に乗る。ホームには、友人たちが見送りに来ている。ボクは「すぐ戻るから」と言っているようだ。胸のポケットには往復切符。電車は走る。いつしか、切符は片道切符にすり替わっていて、後戻りできないくらい遠い地点に来ていることに気付く。はっと飛び起きる。その繰り返し。 岡
