インタビュー、テキスト :村瀬翔 2019年ワシントンD.C.のインディ・レーベル“PPU”からリリースの1stアルバム『Wool In The Pool』が P-VINE から CD としてリリースされた。もはやこんな枕詞は不要かもしれないが坂本慎太郎の2019年ベストディスクのひとつに選ばれ ele-king の年間ベストランキングでは2位という高評価を得た本作、ソウル / ファンクを基盤としながらも Trap や Down Tempo / Leftfield まで通過した現代的なジャンル解釈とオルタナティヴな音楽性は「インディ」や「アンダーグラウンド」という言葉が形骸化した日本音楽シーンのなかで一際異才を放つ素晴らしい作品だ。 “Bottom Of Tokyo” や “Just Like A Baby Pt.3” で聴けるクールなファンクネスとミニマリズム、ホルガ―・シューカイが20