社会での楽しみ1｜starfighter_hide
刑務所では施設柄楽しみは毎日の食事の献立と、夜のTV視聴(工場就業者のみTV視聴出来ます)、自分の購入した日用品が届いた日、自分の注文した書籍の配布日、集会の日(３類以上が該当なので4類、5類はなし)、外にいる家族や友人、恋人、妻子から手紙が来て刑務官から渡された時、布団を敷いていい時間になって横になった時等々しかないのが現実で、小さな小さなちょっとした楽しみを心のモチベーションにして生活している人が多いのですが社会の人から見れば当たり前のことが楽しみになってることが刑務所には多くあります。それは自由を剥奪され色々な面で制限ばかりかけられている生活なので致し方がないことです。これから年末にかけてはクリスマスに出されるケーキやチキン(と言っても、ケーキにしろ小ちゃいものですし、チキンもレトルトのチキンソテーだったりしますが)それでも刑務所の中では運動会に次ぐイベントがクリスマスから年末にかけ
社会の休日の過ごし方｜starfighter_hide
刑務所は完全週休二日制で、土日、祝日は免業日(作業がない日)です。社会でいう休日ですが一日中舎房で缶詰で外出等出来る訳がありません。しかしながら点検や食事等以外は余暇時間なので、手紙を書いたり、読書や勉強したりと限られた中でも有意義に過ごす事が出来ます。また、教育の一環として何処の刑務所でも週末には録画した映画やドラマを放映するなど好きな番組や映画は見れないものの当たりの時はとても面白く鑑賞出来ます。ハズレの時は、読書してた方がいいという位つまらない映画の時もありこればかりはは運です。 それに比べれば社会は色々な事が出来ます。(これが当たり前なのですが) スマホさえあれば、ドラマや映画、動画全般なんでも御座れ！ 食事も出前館やUberで頼めるし、外出して待ちに繰り出せば色々なお店がありますし、飲食店もありますし、刑務所じゃ絶対できない事が社会なら全部出来ます。 選択肢が多い分どれにするか迷
心理カウンセリングの薦め｜starfighter_hide
大阪刑務所では、処遇は良くないものの出所後のことや精神面のケアのことはモデルになつてることもあって、他のB施設よりは積極的な取り組みがなされてるなと感じながら生活していました。どこの刑務所でも大体、所内誌的なのが発行されていて大阪刑務所でも1枚の紙に随筆やコラムが載っていて裏面に給食の献立表が載っているものが月一回配布されていて、入所間もない頃その所内誌で心理カウンセリングを希望すれば受けることができることを知って、すぐに工場担当刑務官に申し出たものの、「あれは工場出てない人用だから」と言われ、なんだ全然話しか違うじゃないかと思ったものの、懲罰になった後他の工場て違う担当刑務官に言ったら受け付けてくれて、書類(願箋)を出してから２ヶ月位で面接を受けられることになりました。 最初の、カウンセラーは女性で悪い人ではなかったもののやっぱり同性で話し易い人の方がいいなと思いながら次の面接まで生活し
社会の仕事と刑務所の仕事(刑務作業)｜starfighter_hide
同じ仕事というくくりではありますが、今の刑務所の仕事はほとんどが軽作業を主とした工場が全国的なので実際社会復帰してからの仕事と比べると雲泥の差があると私自身、今回真っ当な仕事に就職してみて改めて分かりました。勿論、作業報奨金という名で支給される賃金等、今時アルバイトの最低時給の何十分の１、何百分の１しかないものも、社会では刑務所の年収(?)をすぐ越えられますし、仕事中でも同僚や職場の人と話しても平気、、、というよりそれが普通なのですが、そういう事も刑務所と社会では別世界です。体力的にも、刑務作業のほとんどは座っての作業が多いので社会の仕事よりは全然疲れないと思います。 社会でもデスクワークだったらまだしも、今私が就職して仕事している職場は肉体労働なので初めの１ヶ月ぐらいは本当しんどい毎日でした。それなりに体力に自信もあったし、刑務所で運動出来る時間はフルに使って運動していたもののやはり毎日
一般社会の難しさ。｜starfighter_hide
一般社会の難しさ。 刑務所を経験すると、なかなか社会復帰してからの常識や色々なことに馴染むのが難しくなるんです。経験した人しかわからんこの壁。つくづく刑務所の生活は社会とかけ離れた、異常な世界、常識が蔓延っていると思います。 刑務所は社会復帰させる為の施設なのに刑務所に長くいればいるほど、社会適応性が失われていくといった全く施設の役目を果たしてないのが実際社会で生活しているとわかります。大阪刑務所に入るまでは、大阪の2次団体の組織にいたから、刑務所経験者もそこここにいる環境だから刑務所用語、隠語をつい漏らしても周りは分かってくれるが、一般社会では、意味不明になってしまいます。気をつけてはいるものの、刑務所生活で身についてしまってものはなかなか抜けず、アッと思った時は、隠語を口にしてしまって回りが？の顔をしてたりして、、、。 刑務所とは無縁のそしてアンダーグラウンドの世界とは無縁の真っ当な会
刑務所出所後の世界｜starfighter_hide
刑務所生活を送ったことがある人ならば分かると思いますが、刑務所で流れている時間と、社会の流れる時間は同じ24時間あるのに全く違うのはいつも不思議だと思います。 なかなか、この連載もアップ出来なかったのもそうした時間の流れが少なからず関係していると私は思います。 実は、今年7月1日にわたくし大阪刑務所を満期出所しまして、あっという間にもうすぐ３ヶ月になってしまうという、時間の速さを実感しているところです。 今後は、閉ざされた刑務所の生活と社会の世界を対比しながら、よく知っている方もそうでない方もいかに刑務所が社会復帰させて、社会順応させるシステムには程遠いところで、問題改善しなくてはいけないと思える点を述べていきたいと思いますので、今後共宜しくお願い致します。
2021.06.08発信｜starfighter_hide
受刑者にボイスレコーダーを持たせてほしい 以前書いたように、刑務所は社会の縮図なので生活していると色々なトラブルにぶつかることも少なくありません。人は嘘をつくものですが、職業上、嘘をついてはダメだろという職業があります。それが受刑者を監視している刑務官です。この刑務官は国家公務員という立場で社会的地位も高く、国家を代表して、刑事処分された受刑者を管理しているので、嘘などつくわけがないと思われるかもしれませんが、確かに多くの刑務官は、誠実に職務をこなしているものの、平気で受刑者に嘘をついたり、適当なことを言ったり、果てには事実無根な事柄を、あたかもその事実があったとして報告書を作り、それをもって受刑者を懲罰処分にする、またはしようとする、不誠実極まりない刑務官もいるのが現実です。残念ながら、そういう人がいるのが、これまた少なくなく、その度に受刑者は怒り、不快感を覚え、失望さえしてしまいます。
2021.02.19発信｜starfighter_hide
X刑務所の新型コロナウイルス感染対策 新型コロナウイルスが話題になるかなり前から、全国の刑務所の傾向として共同室（雑居房）への収容から単独室（独居房）への収容を、全受刑者を対象にして行われてはいるものの、私のいるX刑務所では、依然としてほぼ共同室への収容となっています。 ちなみに私が前回受刑した網走刑では、全受刑者、単独室への収容となっており、コロナ感染リスクが、どちらが高いかは、火を見るよりも明らかです。社会でも家庭内感染が問題になっていたのに、全く改善する気配がX刑務所にはありません。 現在、X刑務所で行われているコロナ対策としては、昨年11月に各人2枚ずつ支給された、一体型のマスクの着用義務（他人と話す際、運動時間中も含めて）、工場就業者においては昼食は各工場の中の食堂内で指定された席での喫食となりますが、その際、コロナ感染が話題になるまでは向かい合わせでの着席だったものが、社会の飲
1
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く
