骨食海洋虫「Osedax antarcticus」の写真(2009年3月3日撮影、2013年8月21日提供)。(c)AFP/THOMAS DAHLGREN 【8月16日 AFP】南極大陸周辺の海底で、動物の骨を食べる奇妙な蠕虫(ぜんちゅう)の新種2種を発見したとする論文が、14日に英学術専門誌「英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B)」で発表された。 骨食海洋虫オセダックス(Osedax)属に属する新種2種は、死んだクジラなどの動物の骨を餌にしており、生態系の環の中で重要な役割を果たしているという。 「Osedax antarcticus」と「Osedax deceptionensis」と命名されたこれら新種は、南極海(Southern Ocean)の海底で、クジラの骨や難破船の残骸の末路について調査を行っていた国際チームが発見した。体長は数