前回は、あるけど「ない」SharePointのコラボレーション機能の実体を紹介し、5つあるメールとファイルサーバーの問題点のうち1つを解説した。続いては、残る4つの問題点と解決策をみていこう。 問題点2●メールは本質的に「1対1コミュニケーション」のツールで、情報共有には向かない。 メールには、宛先のみに届く「信書」の性質がある。1対1のコミュニケーション(たとえば人事部からの昇給辞令の送付)には適しているわけだ。だが、大人数での情報共有が進まないという点は、メールのデメリットとなる。本来全員に開示してもよい情報、たとえば課員の業務日報なども、課長あてにメールで送るとすべて1対1になってしまう。かといって、全員にCCすれば洪水になるのは前回紹介した通りだ。「同報メール」や「メーリングリスト」もあるが、これも本質的には1対1のメールを複数人に同時に送っているにすぎない。 メールのもっと大きな
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