「服が売れない」と言われるようになってからずいぶんたつ。ファストファッションの台頭、若者の価値観の変化など理由は様々あるが、そんな逆境をものともせず、好業績をたたき出している企業がある。中堅セレクトショップのアーバンリサーチだ。2015年1月期の売上高は前年比26%増の460億円を達成し、今期も2桁増の540億円を見込む。 同社は12月4日、事業戦略説明会を開催。そこで、今後はリアル店舗以外のオンラインビジネスにより一層注力していくこと、「ウェアラブル クロージング バイ アーバンリサーチ」と呼ばれるバーチャル試着が可能な装置を使った無人店舗事業を推進することを明らかにした。この2つの事業に共通するのは「接客の概念を変える」ということだ。 経済産業省が2013年に公表した調査によれば、日本のファッションEコマース(EC)市場は1.4兆円。2020年には2.6兆円規模に拡大するという。不振が
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