学生時代は「優秀」と言われたり、先頭に立っていた人が、社会人になってからは今ひとつ振るわなくなる。逆に、学生時代は「今ひとつ」だった人が、社会人になってから高い評価を受け、チャンスをつかんで活躍する。 ――そんな現象があります。 20年以上わたって「働く現場」を研究してきた後田良輔氏によると、社会人になって活躍できる人は「2つの事実」に気付いていると言います。どこに差があるのか、後田氏に解説いただきました。 活躍できている人は「評価」のツボを心得ている 「自分は一流大学を出ていないから、このあとの人生も平凡に終わるだろう」 「エリートと言われる人々のような地頭の良さがないから、自分は社会で活躍できるはずがない」 「デキるといわれる人は特別な才能や経験がある人だ」 そんな風に思い込んでいる人は少なくないようですが、「逆転」というのは至るところで起こっています。私は20年以上働く現場を研究して