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  • いい歳したおっさんにもオススメしたいライトノベルの話 第二回:黒獅子城奇譚|芹沢政信

    ファンタジーは好きですか? 私もかつてゲームアニメラノベと数多の名作に触れ、剣と魔法の世界に魅了された少年のひとりである。というより某ネトゲにどハマリし人生の階段を踏み外した結果、ラノベ作家になろうと決意したのだから筋金入りかもしれない。やあやあ、我こそはキリトなり。しかしアスナはどこにいる? そんなわけで三十を過ぎた今でもビニール傘を持つと剣士の血が騒ぐファンタジー大好き人間ではあるものの……いざ戦場に足を踏み入れたが最後、私のような経験の浅いオタクは一撃で切り伏せられてしまう。エンタメの激戦区ラノベ界では「エクスカリバー装備して生まれてきたのでは?」と疑うような猛者たちが、理想の作品を生みだそうと腕を磨いているのだから。 デビュー以来かれこれ十年以上も剣と魔法の世界を創造し続けている川口士先生も、強豪ひしめくラノベ界を代表する『ファンタジー大好き超人』のひとりだろう。代表作の【魔弾の王

    いい歳したおっさんにもオススメしたいライトノベルの話 第二回:黒獅子城奇譚|芹沢政信
    kim-peace
    kim-peace 2019/02/14
    >黒獅子城奇譚 (ダッシュエックス文庫) | 川口 士, 八坂 ミナト
  • いい歳したおっさんにもオススメしたいライトノベルの話 第一回:錆喰いビスコ|芹沢政信

    ライトノベルを読もう。  と、あらためて決心したのは最近のこと。誤解を恐れずに告白すると三十代の半ばに差しかかったせいか、ついに『ラノベ読むのキツイ』病が発症してしまったのである。 だが、心配は無用だった。一口にライトノベルといっても様々で、中には若者から大人まで、果てには性別さえ問わず読者を魅了する、懐の広い作品が存在する。若いころに読めばもちろん、おっさんになってから読めばさらに楽しめる、そんな作品だって探せばちゃんとあるのだから。というわけで、まさに厄介なオタクのおっさんと化しつつある私が読んで面白かったライトノベルの感想を、創作メモ代わりにつらつらと書き記しておこうと思う。 邪道の皮をかぶったド直球の王道、斬新な読み味のオールドスタイル。今だからこそ恥ずかしげもなく語りたい、錆喰いビスコの魅力。 例によって前置きが長くなったが……要するに『おっさんが読んでも面白いラノベ』という趣旨

    いい歳したおっさんにもオススメしたいライトノベルの話 第一回:錆喰いビスコ|芹沢政信
  • 創作者としてやり直すこと 〜ライトノベルからWeb小説へ〜|芹沢政信

    やり直そう。格的にそう決意したのは今から二年ほど前のことだ。 経緯については伏せよう。ライトノベル作家として商業デビューしてからの数年、良いこともあったし悪いこともあった。勉強になったこともあれば今でも納得できていないこともあり、感謝もあれば恨みもある。事細かく書いていくと長くなるし、重要なのは過去ではなく、これからにあると考えているからだ。 とはいえ今や出版不況である。ライトノベルも例外ではなく、右を見れば先輩、後輩、デビューして間もない新人作家が阿鼻叫喚の悲鳴をあげ、SNSでは出版社や編集者に対する罵詈雑言や失望、あるいはライトノベルを読まなくなった人類(クソでか主語)を糾弾する言葉が流れてくる。同期の作家は失業し再就職の面接を受けにファミレスへ走り、私もまた日々死んだ魚の目をしてライトノベルのラの字もない肉体労働に勤しむ。嗚呼、この世に希望はないのか。……残念ながらそんなものはどこ

    創作者としてやり直すこと 〜ライトノベルからWeb小説へ〜|芹沢政信
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