メモ。 まつもと ゆきひろさんは、ハッカーには「ブレーキが壊れている」人が多い、といったような表現を良くしている。それに例えていうなら、竹岡葉月の小説は、「ハンドルが壊れている」のだと思う。 ハンドルが壊れているというのは、要するにとにかくまっすぐ進むしかない、ということだ。いちおうブレーキはあるので、いったん減速することもできなくはない。のだけれど、結局いつかはアクセルを踏み込んで前進するしかない。なので、ブレーキがあったとしてもそれはあくまで一時的なもので、最後はアクセルを踏み込むしかない。 竹岡葉月の小説に出てくるキャラクター達は、みんなそんな人間ばかりだ。 夢は叶えようと努力するしかない。人はみんな信じるしかない。チャンスやピンチが来たら逃げるわけにはいかない。言い訳なんてどうでもよくて、とにかく、とにかく、できることは前に進むこと、それしかない。 選択肢なんてありえない。迷うこと
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