今回のテーマは、障害学の基本概念である「障害の社会モデル」です。が、その前に、最近あったことを少し書いてみます。 1.ある「10周年」 2003年1月8日。私が住む大阪・茨木市内のアパートで暮らすMさん(30代の脳性まひの男性)の「自立生活10周年」を祝う小さな宴会が開かれました。Mさんと一緒に「自立生活センター」をたちあげているYさんの介助者である私も、Yさんと参加して来ました。宴会には、Mさんのこれまでの&現在の介助者や運動仲間、友人らが駆けつけてお祝いしました。そしてこの10年のいろいろなエピソードが語られました。 そこで今さらながらに感じたのは、重度障害をもつ人が「地域で暮らす」(←これ自体は今や行政文書でもよく見られる文言だけど)っていうことは、ぜんぜん当たり前じゃない、ということです。成人していたMさんが療護施設を出て一人暮らしをしたいと言った時の家族の強硬な反対。部屋を貸さな
トップページ > 提案 > Ⅲ.類型別の工夫例 > 提案した語の一覧 > 53.QOL(キューオーエル)/クオリティーオブライフ 〔その人がこれでいいと思えるような生活の質〕 Quality Of Life (類型C)重要で新しい概念の普及を図る 医療が必要とされるのは,それまでは当たり前にできていたその人の生活ができなくなったときです。医療を受ける動機を,患者の生活の視点で見つめることができる概念として,普及が望まれます。 まずこれだけは その人がこれでいいと思えるような生活の質 その人がこれでいいと思えるような生活の質を維持しようとする考え方 少し詳しく 「不快に感じることを最大限に軽減し,できるだけその人がこれでいいと思えるような生活が送れるようにすることを目指した,医療の考え方のことです」 時間をかけてじっくりと 「病気や加齢によって,生活に制約ができたり,苦痛を伴ったり,その人ら
トップページ > 提案 > Ⅲ.類型別の工夫例 > 提案した語の一覧 > 11.ADL(エーディーエル) Activities of Daily Living (類型A)日常語で言い換える まずこれだけは 日常生活に最低限必要な基本的動作 日常基本動作 日常生活動作 少し詳しく 「寝起きや移動,トイレや入浴,食事,着替えといった,日常生活に必要な最低限の動作のことで,高齢化や障害の程度をはかる指標とされます」 時間をかけてじっくりと 「日常生活を送るのに最低限必要な,日常的な動作のことです。例えば,寝起きや移動,トイレや入浴,食事,着替えなどです。Aはアクティビティー(activity)で動作,DLはデイリーリビング(daily living)で日常生活の意味,直訳すれば,『日常生活のいろいろな動作』です。高齢者や障害者の身体能力や障害の程度をはかる重要な指標となっています。介護保険制度
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