bookaholic認定2017年度翻訳ミステリーベスト10決定! 1位は遅れてきた真打! 杉江 松恋 2017/12/18 bookaholicラジオショー, 書物関連イベント 翻訳マン1号・川出正樹と翻訳マン2号・杉江松恋による2017年度翻訳ミステリーベスト10選考会議が12月17日に開催されました。結果は以下の通りで、フランシス・ハーディング『嘘の木』(東京創元社)を本年度のベストと認定しました。「このミス」年度ぎりぎりの10月末に刊行され、装丁や帯のどこにもミステリーの文字が謳われなかったこともあってまったくのノーチェックでしたが、実は見事なまでの謎解き小説でした。 「自分のオールタイムベストが塗り替わった。この作品を読めずにベストテンランキングに投票してしまったことを恥じる」(翻訳マン1号・川出正樹) 「あらゆる面で技巧が完璧。特に主人公が探偵をしなければならない状況設定に説得