タグ

ブックマーク / www.webdoku.jp (4)

  • 作家の読書道 第174回:彩瀬まるさん|作家の読書道|WEB本の雑誌

    作家自身は、どんな「屋のお客」なんだろう?そしてどんな「の読者」なんだろう? そんな疑問を、作家の方々に直撃インタビューです。 作家の読書道 第174回:彩瀬まるさん 2010年に「女による女のためのR‐18文学賞」読者賞を受賞、2013年に長篇小説『あのひとは蜘蛛を潰せない』で単行デビューを果たした彩瀬まるさん。確かな筆致や心の機微をすくいとる作品世界が高く評価される一方、被災体験をつづった貴重なノンフィクション『暗い夜、星を数えて 3・11被災鉄道からの脱出』も話題に。海外で幼少期を過ごし、中2から壮大なファンタジーを書いていたという彼女の読書遍歴は? ――小さい頃の読書の思い出といいますと。 彩瀬:たくさんのの印象が残っているわけではないんですけれども、ひとつだけ、何回読んでも号泣したがあるんです。4、5歳の、たぶんクリスマスの時に、竹下文子さんという方の『わたしおてつだい

    作家の読書道 第174回:彩瀬まるさん|作家の読書道|WEB本の雑誌
    kimaya
    kimaya 2016/07/24
  • 【今週はこれを読め! SF編】解放されたパンドラ、温かい憧れと衝動的な飢え - 牧眞司|WEB本の雑誌

    人類を脅かす異形のものに、異形の力を備えながらなおも人間性を失っていない存在(いわばハイブリッド)が立ちむかう。こんにちではホラー小説のサブジャンルをなすほどの定型になっているが、この設定を最初に用いた作品はなんだろう? 定型になるのはそれだけ魅力があるからだ。ひとことでいえば「聖/邪」もしくは「貴/穢」の葛藤である。『パンドラの少女』の主人公メラニーも、この両義性を一身に担っている。 罹患した人間を〈飢えた奴ら(ハングリーズ)〉に変えてしまう奇病はまたたくまに世界中に蔓延し、人類の文明と秩序は二十年ほどですっかり崩壊してしまった。〈飢えた奴ら〉は知性のない生ける屍であり、人間を襲ってはい殺す。しかし、奇病にかかりながらも知性を失わずにいる子供たちが発見される。彼らは研究材料として、ロンドンの北三十マイルにある陸軍基地のなかの〈ブロック〉に集められた。それぞれ独房に閉じこめられ、授業のと

    【今週はこれを読め! SF編】解放されたパンドラ、温かい憧れと衝動的な飢え - 牧眞司|WEB本の雑誌
  • 「21世紀のSFベスト」牧眞司が偏愛で選んだ100冊 - 牧眞司|WEB本の雑誌

    決定版の「21世紀のSFベスト100」は〈の雑誌〉2015年11月号をごらんください。 鏡明、大森望の両氏にぼくを加え、目利きとは名ばかりの乱読と独断と適当をぶつけあって1位から100位まで並んだわけですが、その座談会に先立って各自が推薦作リストを用意しました。 鏡リストは〈の雑誌〉で鏡さんが毎年担当している「SFベスト10」(2001年度〜2014年度)から原著刊行が2001年以降のものを抜きだしたもの。大森リストは大森さんの著作『21世紀SF1000』の「21世紀SF推薦作100」リストと〈の雑誌〉の常設書評「新刊めったくたガイド」(2011年1月号〜2015年9月号)の★★★★☆以上作品をあわせて、原著刊行が2001年以降のものを抜きだしたものです。そういう意味では、おふたりのリストはすでに公開されているわけです。 ぼくはそういう元手がないもので、えいやっとワガママな「21世紀

    「21世紀のSFベスト」牧眞司が偏愛で選んだ100冊 - 牧眞司|WEB本の雑誌
  • 【今週はこれを読め! SF編】読むタイムマシン、書くパラドックス - 牧眞司|WEB本の雑誌

    「SF界/文芸界注目の俊英」(コシマキの惹句)とうたわれるチャールズ・ユウの第一長篇。ふたつの"界"にまたがっている。なんだかカッコいい。 SFっぽい文芸も、文芸っぽいSFも、このごろずいぶん増えてきたとはいえ、なかなか垣根(上の惹句なら"/"の隔たり)は高い。 頑固なSF読者「うっぷっぷー、過去を甦らせるなんて言って、あんなバカ厚い小説を書くって、どれだけヒマなんだよ。SFだったらタイムマシンでスマートに収めるのに!」 狷介な文芸読者「うわー、時間テーマなんて言って、アホくさいタイムトラベル理論を捻くり回すって、めっちゃセンス悪っ。文芸だったらマドレーヌと紅茶でエレガントに済ませるのに!」 と、まあ、こんなふう(すみません、極端に模式化しています)。 そんなところへ颯爽とあらわれたチャールズ・ユウが「まあまあ、ケンカはやめて。これでも読んで」と差しだしたのが書『SF的な宇宙で安全に

    【今週はこれを読め! SF編】読むタイムマシン、書くパラドックス - 牧眞司|WEB本の雑誌
    kimaya
    kimaya 2014/07/03
  • 1