◆鄭大世(チョン・テセ)=24=は率直 20日に行われた東アジア選手権の韓国戦で同点ゴールをたたき出した彼に、今大会きってのスターになった感想について聞くと、「こんな顔ではスターになれない」と一言。また、朴主永(パク・ジュヨン)との比較については率直に「朴主永の方がわたしよりも上手」とし、韓国と引き分けた後も「正直に言って3、4点差がついてもおかしくない試合だった」と謙遜(けんそん)した。こうした控えめな態度が、ストライカー鄭大世の魅力となっているのかもしれない。 ◆鄭大世は目立つ 北朝鮮代表チームの中から鄭大世を探し出すのは簡単だ。丸刈り頭と鋭い目つきの少年に注目すればいい。しかし、鄭大世が目立っているのはほかでもない、ずば抜けた実力のためだ。17日の日本戦で、軽快な動きで相手のDF陣を翻弄(ほんろう)し、先制ゴールを奪った鄭大世は、韓国戦でも後半27分にマークのカン・ミンスと郭泰
北朝鮮代表のエースとなった鄭大世。東アジア選手権では日本、韓国を相手にゴールを奪った【 Photo:Atsushi Tomura/アフロスポーツ 】 短く刈られた頭、切れ長の目。特徴的な容姿から見る人に強い印象を残すのだが、ピッチ上のプレーでも観客の度肝を抜いたサッカー選手がいる。在日コリアン3世の鄭大世(チョン・テセ)。2007年6月に北朝鮮代表に初選出され、Jリーグの川崎フロンターレで3年目を迎えるFWである。昨シーズンはリーグ戦12得点で、ジュニーニョの22得点に次いでチーム2位を記録。高い身体能力を生かして、前に突破していく力強さがとても魅力的な選手だ。 そんな彼が一気に脚光を浴びたのが、東アジア選手権大会(2月17〜24日、中国・重慶)の日本戦と韓国戦でのゴールシーンである。 2月17日。北朝鮮代表選出後、初めての日本戦とあり、彼はチームメートの誰よりも気持ちを高ぶらせていた
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