最近あちこちの記事で,組み込みプログラマが9万人も不足しているという話が引用されている.どうもこの辺がネタ元っぽいのだが,サイトが落ちているのかpdfをダウンロードできない. プログラマの需要なんて開発環境の生産性や,事業者の統廃合でいくらでも変わり得るし,特に組込系のように資源が潤沢でないシステムの場合,足りないからといって即席で育成できるものか疑わしい. ちょうど文藝春秋の最新号が太平洋戦争のことを特集していて,そこで旧陸軍の悪しき員数主義について触れている.書類上の体裁を整えるために戦闘能力や兵站を無視した配置を行い,何割もの兵を犬死させ,餓死させてしまったという話だ. 技術者不足説も員数主義と似ていて,確かに雇用者数のカーブをつくり,あちこちで技術者が足りないという話を集計すると,○万人足りないという話になるのだろうが,員数を埋めればプロジェクトを完遂できる訳ではなかろうという話は