10月1日からの京都市バス・地下鉄の運賃改定を伝える張り紙(京都市右京区、太秦天神川駅) 10月1日から消費税が10%に引き上げられるのに伴い、京都府と京都市は、市営地下鉄運賃をはじめ、公共施設利用料や手数料などに増税分を転嫁する。一方、増税後の消費落ち込み対策で国が市町村経由で行う低所得者・子育て世帯向けの「プレミアム付き商品券」も申請受け付けや購入券発送作業が始まった。企業向けには景気への影響を最小限に抑えるため、府や市が独自の支援策を用意し備えている。 ■初乗り220円 日本一高額 京都市営地下鉄は京都―四条などの1区(3キロ以内)、国際会館―竹田などの4区(11~15キロ)、六地蔵―太秦天神川などの5区(15キロ超)で10円アップする。初乗りは220円となり公営地下鉄で全国一高くなる。市バスは均一区間の運賃(230円)を据え置くが、乗車距離に応じる調整区間の一部で10~20円値上げ