アルツハイマー型認知症で88歳の女性の方のお話をします。農家の長女として産まれ、専業農家へ17歳で嫁ぎ、3男2女に恵まれました。最初は長男夫婦と同居していたのですが、自宅周辺の徘徊や火の不始末などが増えてきました。 なんとか在宅で生活をと長男夫婦は介護をされていたのですが、早朝玄関先で転倒され、左大腿部頸部骨折にて入院、付近の兄弟も頼れず在宅での介護は困難との事で施設入所になりました。基礎疾患としてアルツハイマー型認知症以外に便秘症がありました。 認知症になる前は、社交的で誰とでも話す方だったと長男より聞きましたが、入所されたときは認知力低下によりほとんど話すことなく一点を見られていました。また、入所された当初より車椅子での生活でしたが、立ち上がり頻回(頻繁に立ち上がる)がありました。足腰が弱いのに車椅子から頻繁に立ち上がろうとして歩いてしまうため、転んで怪我をするリスクがありました。 ま
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