自転車ショップで品薄状態が続いている。もともと春は、前年の秋ごろ発表された最新モデルが店頭に並ぶ季節。ニューモデルを求めて、あるいは新年度にあわせて、新規購入者が増加するため、毎年ショップの在庫が品薄になる時期ではある。 実際に自転車産業振興協会の統計によれば、2010年3月から2011年2月までの1店あたりの販売台数は、新車合計が4月が28.1台と最も多く、ついで3月が28台で、最も少なかった1月の11.5台の2.5倍弱となっている(年間は215.3台。調査は全国を9地域に分け、合計で100店舗になるよう各地域に人口、自転車保有台数、自転車店舗数を考慮した調査店舗数を割り当て)。 この10年ほどは自転車ブームといわれ、年間の売り上げ台数も経済不況などに大きく左右される様子はないが、そのなかで、この5年ほどはクロスバイクなどのスポーツタイプの自転車の売り上げが伸びている。やはり自転車産業振