衆院議員が国会内や議員会館で使用するパソコンが度々ウイルスに感染しているとして、衆院議院運営委員会庶務小委員会は25日、院内に対策本部を設置するとともに、各議員にパスワードの変更を求める通知をすることを申し合わせた。 庶務小委の出席議員らによると、「パソコンがウイルスに感染したとする届け出は議員から月に1回程度ある」と事務局から説明があったという。衆院事務局は「衆院のネットワークに侵入された例は確認されていない」としているが、警戒のため対策強化を呼び掛けることにした。 衆院のネットサーバーには、衆院議員事務所各2人の960人分と、事務局職員約1700人分の計約2660人分のメールアドレスやパスワードが入っている。【青島顕、川名壮志】 【関連記事】 <サイバー攻撃>三菱重工:11カ所ウイルス感染 <サイバー攻撃>防衛関連団体も狙う 川崎重に標的型メール <サイバー攻撃>中央省庁訓