データは21世紀の産業のコメとも言われています。グーグルやアップル、フェイスブックなどアメリカを代表するIT企業の多くは、みずからが持つデータを公開することで新しいビジネスを作り出し、急成長を遂げてきました。オープンデータを進めることで経済はどのように変わるのか、ネット報道部の山本智記者が報告します。 “ご当地アプリ”でビジネスチャンス 東京に本社があるIT企業「jig.jp」を経営する福野泰介さんは、鯖江市にオープンデータを薦めた経営者の1人です。福野さんは、これまで鯖江市のオープンデータを利用し30近くのアプリケーションを開発しました。いずれも地域に密着したニーズに応えたものです。鯖江市でノウハウを積んだうえで、東京や大阪などの大都市やほかの地方都市でも、地域のニースに応えた同じような“ご当地アプリ”を開発していけば、やがて大きなビジネスチャンスにつながると福野さんは考えています。 オ