「吉野家」を筆頭に牛丼3チェーンが来週から夏の値引きキャンペーンを始める。通常の牛丼が200円台の価格になるため、フトコロの寂しいサラリーマンには朗報。牛丼好きで知られる獨協大教授で経済エコノミストの森永卓郎氏(53)もさぞ大喜びかと思ったら、「勘弁してくださいよ。絶対反対」とモォ〜烈な危機感を募らせている。一体、なぜ?(夕刊フジ) 「ぼくにとって牛丼といえば吉野家です。ヨシギューは穀物を飼料に育てられた米国産牛を使っているので脂身が多くてジューシーでおいしい。一方、松屋とすき家は、オージービーフが多いせいか脂身が少ない。ヘルシーな点は評価でき、ぼくもよく食べますが、やっぱりヨシギューがいい。で、松屋やすき家が値引き戦争を始めると、吉野家も巻き込まれる。これが困るんです」 何が困るのか。 「値下げした分の利益をどこかで取り戻さないといけない。簡単なのは、材料の質を落とすこと。そうなると、ヨ