「NASAがITセキュリティプラクティスを改善しない限り、資産や業務などに甚大な影響を及ぼす事態になりかねない」とする監査報告書が公表された。 米航空宇宙局(NASA)の監察官がこのほど公表した監査報告書で、NASAのサーバにはインターネット経由で悪用可能な危険度の高い脆弱性があることが分かったと報告した。 NASA監察官のポール・マーティン氏は報告書の中で、国際宇宙ステーションなどの宇宙船制御と重要データの保持にかかわる6台のサーバに脆弱性があり、リモート攻撃を受ければシステムが制御されたり、利用不能に陥ったりする恐れがあるとした。 さらに、NASA全体で使っているネットワークにいったん侵入を許せば、攻撃者がハッキングしたコンピュータを使ってほかの脆弱性を悪用できてしまう状態にあり、NASAの業務に深刻な支障が出る恐れがあると指摘した。また、サーバから暗号鍵や暗号化されたパスワード、ユー
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