次のような話を耳にしたことはないだろうか。堅牢で覚えやすい,完璧無欠のパスワードを作り上げたとしよう。ついには,指先を駆使して高速入力する術もマスターした。それにもかかわらず,サービスの案内画面でパスワード・ポリシーに従うよう指示された。そこで新しいパスワードを考え出し,さらに2倍にして32を加え,母親の旧姓から文字を拝借した。ところが,さらに記号を最低でも2文字含めるよう要求された。このパスワード・ポリシーだと,せっかく編み出したパスワード作成方法が台無しになってしまう。 パスワードの作成は,セキュリティと使いやすさの絶え間ないせめぎ合いだ。両者の隙間を埋めるパスワードは手に入りにくい。一方,定期的にパスワードを変更すれば強度が高まり,さまざまな攻撃の成功率がかなり低くなる。しかし,非常に複雑なパスワードを作ってしまうと忘れてしまうリスクもあり,ここがセキュリティの悩ましいところだ。 つ
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