その後半では、日本において深くWebの運営と発展に関わってきたキーマンによるパネルディスカッション「Webの現在から未来へ」が行われた。 パネリストは、慶應義塾大学環境情報学部教授の村井純氏、かつてNTTドコモで「i-mode」の立ち上げに尽力し、現在は慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科で特別招聘教授を務める夏野剛氏、NTTコミュニケーションズで特にネットワークレイヤーからの視点でWebの技術と向き合ってきた小松健作氏、html5j.orgの管理人であり日本のWebエンジニアコミュニティの発展に尽力する白石俊平氏の4名。モデレーターはブログメディア「Publickey」の新野淳一氏が務めた。 「IIJ」から「東日本大震災」まで――日本のWebを変えた「あの出来事」 ディスカッションに先駆け、新野氏は特に日本におけるWeb誕生から25年間の概略を、年表を基に振り返った。 1989年のWe