越前市神山小児童と保護者 名画に描かれた人物の感情を読み合うことで、子どもたちの情操教育につなげるユニークなボードゲームが十六日、越前市神山小学校で繰り広げられた。感情がうまく読み取れず人付き合いが苦手な子どもが増えているとされる中、互いの感性を素直に認め合えるゲームに児童らは関心を寄せていた。 (藤井雄次) 「じっくりミレー」と銘打たれたゲームは越前市のボードゲーム愛好家団体「ちゃがちゃがゲームズ」の川口洋一郎さんが考案した。親役のプレーヤーが名画に描かれた登場人物から一人を選び、その人物の感情を想像して「おだやか、かなしみ、いかり、よろこび、ドキドキ、すき」の各カードの中から選択。子役のプレーヤーは親役に質問して感情を探り、選んだカードを当てるというものだ。 三年生十八人と保護者らが参加したゲームでは、英国画家ウオーターハウス作「デカメロン」などがお題に。話の輪に加わらず、そっぽを向い