今後10年ほどの国語・日本語の検討事項を整理している文化庁の文化審議会国語分科会国語課題小委員会は6月17日、第51回会合をオンラインで開き、常用漢字表とローマ字のつづり方を取り上げ、検討の必要性を協議した。特にローマ字のつづり方について、学校教育で行われている訓令式と社会に浸透しているヘボン式について、早急に検討すべき課題であるとの認識で委員の見解が一致し、来年度までに方針を出すことを決めた。 国語課題小委員会が3月に示した「国語に関するコミュニケーション上の課題」では、ローマ字のつづり方や外来語の表記、常用漢字表、情報化社会における言語コミュニケーション、国際社会における日本語など、国語を巡る今日的な課題を示し、これらの事項の中から一つを選び、来年度までに報告を取りまとめるとしている。 そのキックオフとなったこの日の会合では、常用漢字表とローマ字のつづり方について、さらに検討を重ねた。
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