老朽化が著しい県立中央図書館(千葉市中央区市場町)が、国の耐震基準を満たせていないことが20日、分かった。1968年に建築家・大高正人氏の設計でつくられたが「特殊な構造で一般的な補強方法がとれない」(瀧本寛教育長)という。 県教委は、補修方法や今後のあり方を検討するとしており、図書館の運営はこれまで通り続けるという。県議会で、塚定良治議員(公明)の代表質問に答えた。 県教委によると、同図書館は地下2階、地上5階で延べ床面積は約6100平方メートル。調査、研究などの専門書を中心に約80万冊を所蔵。2013年度の入館者数は約9万8千人。