開店時間を早めて、販売された村上春樹さんの新刊小説=13日午前、名古屋・名駅のジュンク堂書店名古屋店で 世界的なベストセラー作家、村上春樹さん(74)の新刊小説「街とその不確かな壁」が13日午前、全国各地の書店に並んだ。6年ぶりの長編を待ちわびたファンからは「紙の本を一刻も早く手に取りたかった」と喜びの声が上がった。 名古屋市中村区のジュンク堂書店名古屋店は、いつもより1時間半早い午前8時半に開店した。東京から出張に来ていた女性会社員(50)が一番乗りで「非日常のハルキワールドにワープできる。帰りの新幹線で読むのがとても楽しみ」と笑顔。高校時代からのファンの名古屋市中区、会社員茂野貴祐さん(47)は「村上さんの文体が好き。最近は電子書籍が出回るけれど、村上さんの本は紙で読みたい」とこだわりを語...