数々の発言が注目を集めてきた静岡県の川勝平太知事が9日、退任の記者会見に臨んだ。今後の政治活動の予定については「ありません」ときっぱり。同日告示された県知事選にも距離を置く考えを示した。「非常に深い愛情を静岡県に持っている」と強調し、引退後は標高1000メートルの浅間山(長野県、群馬県)の山小屋で仙人生活を送る計画を明かした。具体的なイメージがつかみにくい仙人生活について、童謡の替え歌で伝えるなど雄弁で奔放な〝川勝節〟は最後まで健在だった。 訪れてよし、住んでよし「理想郷は心の中にある。それを一貫して持ち続けられたことは、それができる確信があるからだ」 川勝氏は平成21年の知事選で初当選した際、「静岡を日本の理想郷にする」と発言したといい、会見でその成否を問われると、禅問答のようにこう述べた。さらに「理想郷は理念。富士山が世界文化遺産であるように世界クラスの地域になれる可能性を持っている。
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