「トイチ」――。 “10日で1割の利息”という意味からこう呼ばれることはご存知の人も多いだろう。『ナニワ金融道』や『難波金融伝ミナミの帝王』、『闇金ウシジマくん』など今まで数多く漫画にもなってきた題材でもある。利息制限法や出資法の年利を超えるため、法律違反の「闇金」だが、キャッシングで返せなくなった人が足を運び、そのまま抜け出せなくなって身体を売ったという噂話も多く聞く。しかし、実際にトイチと関わったことがある人はどれだけいるだろうか。 しかし、私は今から約20年前、「トイチ」だったであろう事務所のドアを叩いた経験がある。大手出版社数社でライターとして働き、当時20代にして年収800万近くあったにも関わらず、借金まみれだった。 もう人生は終わりと思ったが、今は借金がなく、堅実な生活を送れている。そこにはある「意外な恩人」の存在があった。そのいきさつと顛末をお話しよう。 2001年に起きた、
![20代年収800万円でも借金まみれ…闇金で私を救った「意外な人」(安藤 由美) | マネー現代 | 講談社(1/5)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7ff5094dfaf7107a898620013b86b7bd5671e434/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgendai-m.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2Fe%2Fb%2F1200m%2Fimg_ebbb051e862b7e8e22f5748fbfe3b1fe78709.jpg)