たばこの紫煙を忌みきらい、分煙という戒厳令が布かれている。 その人は喫煙者だと判明されると、秘密警察に強制連行され、世俗から隔離されたゲットーへうながされる。そこで喫煙者はちいさな幸せを得てくらしている。 それが分煙である。 どうして分煙が必要なのか。 それは副流煙というニコチンタールの澱が発生し、猛毒となって周囲を蝕み、さいあくのばあい、人を殺めるからである。 しかしもっと単純に考えてみたい。それはやはり「くさいから」という理由がメインストリームではないだろうか。 臭いものには蓋をする、なんて言いますから、たばこに蓋をする意味で喫煙者を軟禁するのは当然なのかもしれませんね。 会社に私の席がある。 天井に埋め込んである空調機から人工の風が吹き付ける場所である。 その空調機の真下には、いつもエナジードリンクを鯨飲する方が座している。 彼は常習化したエナジードリンクのプルタブを起こし、小気味の
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