Apple TVはMac OS Xを使ったアプライアンス(特定機能に特化したコンピュータ)であるが、そのままではバックエンドのMac OS Xにまったく触れることができない。 というのも、普段の画面はiPodのメニューのような『Front Row』に占められ、操作に使うのはわずかにリモコンの『Apple Remote』のみ。ネットワーク上から見ても、iTunesにアクセスするための“daap”および“bonjour”のパケットを送付しているぐらいで、ログインするための隙がない。そのままでは内部を解析しようにも立ち入る隙のない、まったくもってセキュアなデバイスなのだ。 そのためよりディープにOSを解析するには、少々強引な方法が必要になる。具体的には、Apple TVよりHDDを取りだして、起動時に『sshd』を動作させるという方法だ。 sshdとは遠隔操作のためのプログラムで、これをインスト
![Apple TV OS 詳細解析:第2回「sshdをインストールする」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b6e41af8b6ccc3c7fe17bd22fabbfbe361005063/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2007%2F04%2F11%2F1558480%2Fl%2Fd785c19692f443cf.jpg%3F20200122)