「使用していない雨がっぱがある人、それから雨がっぱの在庫がある人。ぜひ大阪府、大阪市に連絡をいただきたい」 【写真】大阪吉村知事と松井市長のコロナパフォーマンスに現場混乱 大阪市の松井一郎市長が医療用ガウンの代替品として雨がっぱの提供を唐突に呼びかけたのは、2020年4月14日のこと。世界的な需給逼迫やサプライチェーンの寸断により、医療現場で物資が不足し、ゴミ袋で代用していたためだ。あれから1年9カ月。コロナ失策の代表格である「アベノマスク」は一般提供に8.5万件の申し込みがあったとはいうものの、在庫の9割近い7000万枚超が強制廃棄される雲行きだ。松井市長の雨がっぱはその後、どうなったのか。 大阪市には呼びかけに応じ、提供の申し出が殺到。あっという間に約30万着分の雨がっぱやポンチョ確保の見通しが立ち、募集は4日間で打ち切られた。 市によると、寄付総数は雨がっぱ(ポンチョ含む)36.3万