雑誌休刊のニュースが続き、雑誌の未来への不安ばかりを強調するかたちになってしまったが、昨年6月17日にエントリした記事「本と本屋さんの話:雑誌は決して死なない!! 生き残れる雑誌考1」で書いた思いは、出版界や雑誌業界を巡る状況がますます悪化してきた今でも変わっていない。 ネットやケータイがいくら普及しようとも、私自身はメディアとしての雑誌は永遠に不滅だと信じている。 くりかえしになるが、今、休刊や廃刊に追い込まれたり、存続が難しくなっている雑誌というのは、 はじめに広告クライアントありきの広告収入に依存した雑誌 ネットでも手に入ってしまう一次情報のカタログ誌 つくり手の高齢化により読者のニーズに応えられなくなった雑誌 読者対象を年齢や大まかなテイストで切り、ターゲットがあいまいな雑誌 もともと赤字だった看板雑誌を、経営的にもささえられなくなったために休刊する雑誌 雑誌が売れていた時代からの