小田急線車内の切りつけ事件の裁判で、被告の男が若い女性を刺した理由について「おじさんを刺してもつまらないという気持ちだった」と述べました。 無職の対馬悠介被告(37)はおととし8月、小田急線の車内で女子大学生(当時20)を含む乗客3人を包丁で切りつけた罪などに問われています。 対馬被告はこれまでの裁判で動機について、「僕だけが貧乏くじを引いているという気持ちが憎しみへと変わった」などと話していました。 きょうの裁判では「若い女性にこだわりがあったのか」と検察官に問われると、「おじさんを刺して捕まってもつまらないなという気持ちだった」「『つまらぬものを斬ってしまった』というセリフをみなさんご存じだと思う」と説明。さらに「1人を刺しても捕まることに変わりないなら、『たくさん刺したほうが得』という考えだった」とも述べました。
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