デジタルドメイン社で才能を発揮している坂口亮氏 いよいよ11月21日に公開されるローランド・エメリッヒ監督の最新作「2012」。マヤ暦による2012年終末説を題材に、大地震、火山噴火、津波などを描いたスペクタクル大作で、その生命線とも言えるビジュアルエフェクトチームを率いているのが、弱冠31才の日本人、デジタルドメイン社の坂口亮氏だ。数々の作品におけるビジュアルエフェクトの功績で2008年にはアカデミー賞科学技術賞を受賞している坂口亮氏に、ハリウッドでの仕事について伺った。 【特集】脅威の“超”映像体験「2012」パーフェクトガイド 高校生の頃、リュック・ベッソンの「フィフス・エレメント」を見て映像の仕事に興味を持った坂口氏。かっこよくて自分が見て嬉しくなるような映像を作りたいという希望を実現するため、慶応大学湘南藤沢キャンパス在学中に扉をたたいたのがハリウッドのデジタルドメイン社だ。