■グローバル化の中で日本の宗教を意識できないと負ける Koshianがまた面倒なエントリを書いているが、この話は昔L.starもやったことがある。 日本人は外国で「宗教:なし」と書く ― 民族と宗教が不可分な人たちが犯す間違い こういう話題はいわゆる自称中道の保守層には大変ウケが悪い。というのも「日本人は無宗教だから、他国にありがちな宗教的いざこざと無縁な素晴らしい国である」という幻想を破壊するからだ。いや、日本国がキリスト教vsイスラム教を始めとした各種宗教論争と比較無縁なのは、確かに事実ではある。ただそれが日本文化の素晴らしさと直結するかというとかなり疑わしい。 そもそも、無宗教っていうのは何なのか。普通に考えると「私はいかなる宗教も信仰していません」という定義からして、無宗教であることを示すのは、悪魔の証明に近いけっこう大変な作業なのだということに気づくはずなのだが。論理的な積み重ね