2015年1月10日のブックマーク (1件)

  • pc-chem.info: ホルムアルデヒドの励起状態計算

    分子には基底状態と励起状態があります。多くの有機反応は基底状態で起こりますが、光照射下では励起状態からも反応が起こります。また、紫外・可視スペクトルは共役系の状態を知るために有用な情報を与えますが、これは電子の励起エネルギーを観測していることに他なりません。当然、物質の色もこの電子励起に伴う光吸収に起因しています。 励起状態は、分子軌道計算でもちろん扱うことができます。ですが、励起状態は基底状態と異なり無数にあるので、その取り扱いは時に非常に難しくなります。ここでは、最もよく励起状態が調べられている分子の一つ・ホルムアルデヒドを例に、励起エネルギーの計算と励起状態の構造最適化について概観します。 励起状態の計算を始める前に ホルムアルデヒドの電子励起のうち最も低いエネルギーで起こるのはn-π*遷移です。この垂直遷移のエネルギーは4.1または4.2 eVと実験的に求められています(JPC,

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    kinokobook 2015/01/10
    CCSD計算のインプットファイル