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2022年12月11日のブックマーク (2件)

  • 中古品を買う習慣が抜けない

    貧しかった学生時代の名残だろうかと思いながら生活してきたが、30代になっても全然変わらない。それどころか使い古されたものの方が好きになってしまった。中古品には誰かの影が残っていて、耳を傾けるとものを言う。昔の何気ない日常を熱心に語る。そういうのを聞くのがすごく好きだ。 車も中古車だし、服もも半分は中古だ。椅子は中古のコンテッサ。パナの加湿器もモンベルのテントもクリステルの大鍋も中古。これは蓋が別売りなのだが、それも中古。鏡面仕上げの隅に磨き傷がある。その他に目立った傷はない。気軽にクリームクレンザーか何かでひと拭きしたところで、粒度が粗すぎたことに気づいたのだろう。 フェールセーフは機能したが、蓋を閉めるたびに自分のミスを突きつけられているようで我慢ならなかったのだ。ところが私は他人である。他人の些細なミスを引き受けるのは容易い。その蓋は「来そういうもの」なのだ。少し奮発してぴかぴかの

    中古品を買う習慣が抜けない
  • 父の日のプレゼントにネクタイを貰ってつらい

    娘は未就学児なので実質的にはと娘から貰ったのだが、正直ショックがでかい もちろん俺にプレゼントしてあげようという娘たちの気持ちは嬉しい ただそれが「ネクタイ」なのがショックなのだ というのも俺はネクタイが象徴する「仕事」が大嫌いで、そんな大嫌いな「仕事」をしている俺も大嫌いだからだ 社会に出て働くことそのものが嫌いなので(誰とも関わらず一人で家族を安定的に養える収益を産むスキルもないので)転職してどうこうなる問題でもない だけど俺がそんな大嫌いな仕事をしているのは認めたくない なので俺は普段仕事とプライベートの人格は別のものだというマインドセットをしてきた 仕事してる俺は仮の俺であり、来の俺ではない ゲーム内のアバターが殺されても現実の俺には傷一つないように、仕事をしているのは来の俺ではないと認識することによりどうにか社会との折り合いをつけてきたのだ なので、家庭内に「仕事」はなるべ

    父の日のプレゼントにネクタイを貰ってつらい