田中浩也|アーキテクチュラル・コーディング 第0回 アーキテクチュラル・コーディング〈0〉 本連載を通じて『建築的な思考をコーディングする』(アーキテクチュアル・シンキングか→コーディング)」ことの可能性/不可能性を探っていきたいと考えている。また同時に、逆のベクトルとして、『コーディングという方法が、建築的思考にいかなる変化や影響をもたらすか(アーキテクチュアル・コーディング→シンキング)』についても考察してみたいと思っている。そして、もし仮に『建築的な思考』と『コーディング』という営為がまだ隔たりのある、すれ違ったものであり、真に創造的な関係で結ばれるに至っていないのであれば、その原因を積極的に究明し、事態を好転させる新しいシステムないし中間言語(Yet Another Language)を本連載期間中に開発・実装する予定である。 単に既存のCADソフトのコマンドを操作するだけではな